体にいいトクホのお茶も、処方薬との組み合わせによっては弊害になることがあります。

サプリメントの他に、特定保健用食品にも、処方薬との飲み合わせによっては、注意が必要です。事前に医師に確認するといいでしょう。

ふだん、何気なく口にしていたり、体にいいからと飲んでいるサプリメントが、処方薬との組み合わせによっては、思わぬ弊害を引き起こす恐れがあります。

たいていは、医師か、薬剤師が、薬を出す際に「何か飲んでいるものはありますか」と確認しますが、サプリメントは健康食品だから大丈夫だろう、と伝え忘れてしまうこともあります。


よくいわれているのは、貧血の人に処方された鉄剤を、お茶やビタミンCと一緒に飲まないように、という注意でしょう。あるいは、血栓防止薬が処方された人に、グレープフルーツや、グレープフルーツジュースと一緒に飲まないように、という注意かもしれません。これらは、薬の効果を減らしたり、逆に、強めてしまうおそれがあります。


サプリメントを今まで飲んできた人や、体にいいから飲んでみようと思っている人は、自己判断せず、必ず医師に相談して、安全性を確認してから摂取してください。

以下は、健康食品の成分が、医薬品に影響を与えた事例の一部です。ご参考にしてください。特に明記した場合を除き、これらの組み合わせは、薬の効果を減弱するか、増強します。

<イチョウ葉エキス>
抗血小板薬、抗血液凝固薬、解熱薬、糖尿病治療薬

<朝鮮人参>
抗血液凝固剤
副腎皮質ホルモン
副腎皮質ホルモンと朝鮮人参を同時に摂取すると、朝鮮人参に、コルチステロイド作用があるため、 副作用が強く出るおそれがあります。

<ニンニク>
抗血液凝固剤、抗ウイルス剤、抗HIV剤
食事で摂る程度なら問題ありませんが、サプリメントとして摂取した場合に注意が必要です。
抗血液凝固剤のと併用は、ニンニク以外に、ショウガも注意が必要です。

<セントジョーンズワート>
抗血液凝固剤、抗うつ剤、睡眠薬、強心薬、免疫抑制剤、気管支拡張剤、抗てんかん剤、抗不整脈剤、抗真菌薬、
経口避妊薬
セントジョーンズワートと経口避妊薬を同時に摂取すると、避妊効果が得られないおそれと、不正出血をおこすおそれがあります。

<マグネシウム>
利尿作用薬

<グレープフルーツ、グレープフルーツジュース>
降圧薬の一部、血栓防止薬

<ビタミンC>
利尿薬
ビタミンCと一緒に摂取すると、腎・尿路結石が起きる可能性があります。
卵胞ホルモン薬、 エストロゲン
ビタミンCと一緒に摂取すると、薬の代謝が阻害され、血中エストロゲン濃度が上昇するおそれがあります。

<ビタミンE>
血栓防止薬

<葉酸>
抗てんかん薬

<ビタミンB6>
パーキンソン病治療薬

<ビタミンD>
強心剤

<カルシウム>
骨粗しょう症治療剤
マグネシウムも、カルシウムとの拮抗作用があるため、骨粗しょう症薬を飲んでいる場合は、避けてください。

<鉄>
甲状腺ホルモン剤
甲状腺ホルモン剤は、鉄のほか、海藻(特に昆布)は避けてください。

<甘草>
強心剤、利尿剤
カリウムの腎排泄が促進して、低カリウム血症が起こり、薬の作用が増強するおそれがあります。

<青汁(ケール)>
抗血液凝固剤
青汁(ケール)に含まれるビタミンKが、薬の効果を減弱させるおそれがあります。

<クマザサ>
抗血液凝固剤
クマザサに含まれるビタミンKが、薬の効果を減弱させるおそれがあります。

このほか、特定保健用食品で、血圧が気になる人向けの商品を、血圧をコントロールする薬と併用すると、薬の効果が増強するおそれがあります。


また、血糖が気になる人向けの商品を、血糖値をコントロールする薬と併用すると、糖を分解する酵素のはたらきをおさえる作用を持つため、薬の効果が増強し、低血糖を起こすおそれがあります。

ピックアップ:水道水の沸騰 ちょっと沸騰させただけでは有害物質が増えるそうです。ちょっとしたことですが気をつけたいですね。